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脂肪溶解注射のダウンタイム経過|薬剤別・部位別の目安と、腫れを抑える過ごし方
2026.08.31

脂肪溶解注射のダウンタイムは、腫れ・内出血・痛みといった症状が中心で、
脂肪吸引のような外科的な処置と比べると、比較的短く済むことが期待できます。
ただし、ピークがいつで、どのくらいの日数で引いていくのかは、
使用する薬剤や施術する部位によって差があります。
脂肪溶解注射でダウンタイムが起こる仕組みから薬剤や部位による違い、
ダウンタイムを抑える過ごし方まで、まとめて解説します。
この記事でお伝えすること(要約)
・脂肪溶解注射でダウンタイムが起こる仕組みが分かります
・薬剤ごとのダウンタイムの違いが分かります
・ダウンタイムを抑える過ごし方と、避けたい行動が分かります
・顔や二の腕など、部位によるダウンタイムの違いが分かります
なぜダウンタイムが起こるのか?仕組みと脂肪吸引との違い
脂肪溶解注射のダウンタイムは、薬剤が脂肪細胞を壊すときに起こる、体の自然な反応です。仕組みを知っておくと、施術後の腫れや内出血にも落ち着いて対応しやすくなります。
脂肪溶解注射でダウンタイムが起こる仕組み
脂肪溶解注射で使われる薬剤は、脂肪細胞の膜を壊す働きを持っています。壊された脂肪細胞は、体にとって「処理すべきもの」として扱われ、白血球などの免疫細胞が集まってきて片づける作業が始まります。このとき、集まった免疫細胞や血流が増えることで、腫れや炎症が起こります。注射や腫れにより毛細血管から内出血をきたすのも、あわせて起こりやすい反応です。
脂肪吸引と比べてダウンタイムが短い理由
脂肪吸引は、皮膚を小さく切開して「カニューレ」と呼ばれる細い管を挿入し、皮下脂肪細胞を物理的に直接吸い出す施術です。皮膚の下を器具が通るため、周辺の血管や組織にも影響が及びやすく、ダウンタイムは2週間から1か月程度かかることもあります。一方、脂肪溶解注射は薬剤を注射するだけで、組織へのダメージが比較的小さいため、ダウンタイムは数日から1週間程度が目安です。「ダウンタイムをできるだけ抑えたい」という方に、脂肪溶解注射が選ばれる理由のひとつです。
脂肪溶解注射のダウンタイムはどのくらい?

脂肪溶解注射のダウンタイムは、多くの場合1週間前後が目安です。腫れや内出血、痛みといった症状は、施術後2〜3日目にピークを迎え、そこから少しずつ落ち着いていくのが一般的な経過です。
腫れ
注入した部位が腫れぼったくなることがあります。腫れが出る場合、施術後徐々に表れ、2〜3日でピークを迎えたあと、1週間ほどで気にならない程度まで引いていくのが一般的です。デオキシコール酸を用いた脂肪溶解注射の臨床研究では、注射部位の腫れは初回の施術後で中央値6〜7日、2回目以降の施術ではより短い期間で落ち着くと報告されています。
内出血
注射針が細い血管に触れることで、内出血が出ることがあります。内出血は腫れよりもやや長引きやすく、1〜2週間ほどかけて薄れていくことが多いです。色味の変化はメイクで目立たなくできる範囲であることがほとんどです。
痛み・違和感
施術直後から数日は、押すと痛む・筋肉痛のような違和感が残ることがあります。痛みは腫れよりも早く落ち着く傾向があり、数日でおさまることが多いとされています。
これらの症状の強さや続く期間には個人差があり、使用する薬剤によっても差があります。
薬剤別のダウンタイムの違い
脂肪溶解注射は、使用する薬剤によってダウンタイムの出方が異なります。理由のひとつは、薬剤ごとに脂肪細胞への働きかけ方が違うことです。当院で扱っている薬剤の特徴を、表にまとめました。
| 薬剤名 | 主な成分 | 顔への使用 | ダウンタイムの特徴 | 初回価格(1cc) |
| FatX core | デオキシコール酸(高濃度1%) | ○(二重あご・フェイスライン)+ボディ | 5〜7日ほどの腫れ | 7,678円 |
| ミケランジェロ | ホスファチジルコリン、デオキシコール酸Na 他 | ○(小顔・顔痩せ)+ボディ | 2〜3日ほどの腫れ | 6,028円 |
| BNLSアルティメット | 植物由来成分 | ○(頬・フェイスライン・鼻) | 1日程度の腫れ | 7,678円 |
| セルフェーズ | マンヌロン酸メチルシラノール 他 | ○(まぶた・頬・アゴ下等) | 3〜5時間の腫れ | 6,028円 |
| Slim S | デオキシコール酸 | —(体の部位が中心) | 5〜7日ほどの腫れ | 7,678円 |
| アクアリクス | デオキシコール酸 | ×(顔は対象外) | 2〜3日の赤み、5〜7日ほどの腫れ | 8,228円 |
| リポリティックプラス | フォスファチジルコリン(大豆由来) | —(体の部位が中心) | 3〜5日ほどの腫れ | 7,678円 |
FatX core・ミケランジェロ・BNLSアルティメット・セルフェーズは、いずれも「腫れ・痛みを抑えること」を意識して作られた薬剤で、顔にも使用できます。一方、アクアリクスは顔への使用は対象外で、体の部位に使用します。どの薬剤が向いているかは、部位や希望する変化によって異なるため、カウンセリングで医師にご相談ください。
ダウンタイムを抑える過ごし方・NG行動
ダウンタイムを早く落ち着かせるためには、施術後の過ごし方がポイントになります。おすすめの過ごし方と、避けたい行動をまとめました。
施術後にすると良いこと
・水分をこまめにとる(むくみの軽減につながることが期待できます)
・十分な睡眠をとる(体の回復を助けることが期待できます)
・メイクやマスクで気になる部分をカバーする
施術後に避けたい行動
・施術当日の激しい運動や長時間の入浴(血行が良くなりすぎると、腫れや内出血が強く出やすくなります)
・患部を強くマッサージしたり、こすったりすること
・飲酒(血行が良くなり、腫れやすくなることがあります)
・自己判断で患部を強く冷やしすぎること
これらはあくまで一般的な目安です。具体的な過ごし方は、施術後に医師やスタッフから案内がありますので、その指示に沿って行っていただくことをおすすめします。
施術部位によってダウンタイムは変わる?
脂肪溶解注射は、施術する部位によっても腫れや内出血の出方、日常生活への影響が異なります。検討する場合には、カウンセリングで事前に確認するとよいでしょう。
顔(頬・フェイスライン)
頬は皮膚が薄く血管も多いため、内出血がやや出やすい傾向があります。範囲が狭い分、腫れも限定的になりやすい部位です。
顎下
顎下は皮下脂肪が比較的つきやすく、注入量もやや多くなりやすい部位です。マスクや髪型で目立ちにくくカバーすることで、日常生活への影響を抑えやすい部位でもあります。
二の腕
二の腕は服で隠れやすい部位のため、腫れや内出血があっても日常生活への影響を抑えやすいことが特徴です。注入量の目安については、以下の記事もあわせてご覧ください。
【関連記事】二の腕の脂肪溶解注射の注入量は何cc?脂肪量・薬剤・回数の目安を解説
太もも・お腹
太ももやお腹は範囲が広く、注入量も多くなりやすいため、腫れやだるさをやや感じやすい部位です。一方で、服で隠しやすく、日常生活への影響は比較的少なくて済みます。
脂肪溶解注射の症例紹介
脂肪溶解注射について、当院での症例をご紹介します。※効果の現れ方には個人差があります。
■症例1(顔)脂肪溶解注射 + エランセ
アゴ下から首にかけての脂肪減少と引き締め、鼻唇溝(法令線)が薄くなっています。最後の脂肪溶解注射から826日経過していますが、効果が持続しています。
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| 治療内容・施術回数 | ■脂肪溶解注射FatXcore4回、ミケランジェロ1回 ①フェイスライン〜アゴ下にFatXcoreを右7cc-左11cc、②86日後に右8cc-左12cc、③75日後にミケランジェロを右12cc-左18cc、④155日後にFatXcoreを右10cc-左12cc、⑤76日後にアゴ下に5cc ■鼻唇溝にエランセ(フィラー)を片側0.5cc×左右注射(After写真の704日(=1年11ヶ月)前) [ 上段 ]Before [ 下段 ]1,218日(=3年4ヶ月)後 |
| 料金 | FatXcore 初回¥6,980+tax / 1cc、2回目以降¥9,480+tax / 1cc、マイクロカニューレ¥3,000+tax |
| リスク・副作用 | ・1〜2週間程度の腫れ、1ヶ月間程度の痺れ感や違和感の可能性 ・注射による内出血の可能性 |
■症例2(腹部)
1回のみの注射でも脂肪減少効果がみられています。
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| 施術内容 | ■脂肪溶解注射AQUALYX |
| 治療回数 | 側腹部に8-8cc、上下腹部に24-24cc、計64ccを1回 [ 上段 ]Before [ 下段 ]68日後 |
| 料金 | AQUALYX(アクアリクス)1cc 初回¥12,000+tax、2回目以降¥15,000+tax、マイクロカニューレ¥3,000+tax |
| リスク・副作用 | ・薬剤の性質上、注射時に強い痛みを生じる可能性 ・注射後に浮腫反応、表層の小血腫、または軽度ないし中等度の皮膚紅斑が出る可能性 ・注射による内出血の可能性 |
■症例3(ヒップ)
1回のみの注射でも脂肪減少効果がみられています。
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| 施術内容 | ■脂肪溶解注射FatX |
| 治療回数 | 臀部に10-10cc、計20ccを1回 [ 上段 ]Before [ 下段 ]57日後 |
| 料金 | FatXcore 初回¥6,980+tax / 1cc、2回目以降¥9,480+tax / 1cc、マイクロカニューレ¥3,000+tax ※現在治療をお受けいただく場合、薬剤はFatXからFatXcoreに変わっております。 |
| リスク・副作用 | ・1〜2週間程度の腫れ、1ヶ月間程度の痺れ感や違和感の可能性 ・注射による内出血の可能性 ※現在治療をお受けいただく場合、薬剤はFatXからFatXcoreに変わっております。 |
脂肪溶解注射のダウンタイムに関するよくある質問
脂肪溶解注射のダウンタイムについて、患者様からよくいただく質問にお答えします。
Q. ダウンタイム中も仕事や学校には行けますか?
A. 針穴が塞がっていれば、施術当日からメイクをして通常の生活を送っていただけます。
多少の腫れが出た場合も、マスクやメイクで自然にカバーできる範囲に収まることがほとんどです。
Q. 複数回受ける場合、どのくらい間隔を空ければよいですか?
A. 数週間から1か月程度の間隔を空けて施術を重ねるケースが一般的です。回数を重ねるごとに、ダウンタイムの症状が軽くなる傾向も報告されています。効果の実感や体調に合わせて、適切な間隔は医師と相談しながら決めていくとよいでしょう。
Q. ダウンタイム中に冷やしたり温めたりしてもよいですか?
A. 特に冷却したり温めたりする必要はありません。施術直後は炎症をわざと起こしているため、冷やさないほうがおすすめです。また施術後数日は、長時間の入浴やサウナなど体を強く温める行為は腫れや内出血を悪化させることがあるため、控えるほうがよいでしょう。
脂肪溶解注射のダウンタイムを知って、安心して施術を受けるために

脂肪溶解注射のダウンタイムは腫れ・内出血・痛みが中心ですが、脂肪吸引などと比べて短く、多くは2〜3日でピークを迎え1週間ほどで落ち着いていきます。薬剤や部位によって経過に差があるため、事前に流れを知っておくことで、施術後の過ごし方をイメージしやすくなります。
東京・渋谷にある当院・エスビューティークリニックでは、FatX core、ミケランジェロ、BNLSアルティメット、セルフェーズ、Slim S、アクアリクス、リポリティックプラスと、複数の脂肪溶解注射を取り扱っており、部位やお悩みに応じたご提案をしています。ダウンタイムへの不安がある方も、施術前のカウンセリングで詳しくご案内いたします。
脂肪溶解注射を検討したいという方は、まずカウンセリングからお気軽にご相談ください。
参考文献
この記事を監修したドクター
⼭本 祐未 S Beauty Clinic 院⻑
資格‧所属:⽇本美容外科学会会員∕ボトックスビスタ認定医/
ジュビダームビスタ認定医
専⾨分野:美容皮膚科

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